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車の運転と自動運転 [IT]

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高齢者による車の事故が多く発生している。ニュースになるような重大な人身事故が多い。問題なのは、高齢による運動能力の低下と反応速度の低下。視力の衰えと判断能力の低下・・・これは、年を重ねれば誰でも起こること。

人によって程度の差はあっても逃れることはできない。

もっと問題だと思うのは、運転技術についての自信は高齢になるほど高くなるということ。これは、長いこと運転することで「自分は運転がうまい」と思ってしまうのだろう。

これは非常に危険だと思う。長く運転することで運転技術というのは全く上達しないと考えている。いくら毎日10kmくらい同じ道で60km以下で運転する人と、月に1回だけだけどサーキットで練習走行をする人はどちらが運転技術が高いのか?

比較するものが違いすぎるのかも知れないけど、60kmから急ブレーキをかけるのと100kmからかけるのでは全く違う。車はスピードが上がれば全く違う動きをする。

しかも、毎日同じ動きで同じルートでは技術的なものは向上しないだろう。同じ運転方法で行うのであればさらに。

ブレーキをかければ止まるというものでもない。荷重移動というのも意識しないといけない。自動車教習所で教えてはくれない。

以前は、カーブに進入する際にブレーキをかけて減速してからアクセルを踏んで加速しながらカーブに進入すると言われていた。しかし、車の性能の向上やタイヤの性能が上がることで少し変わってくる。

カーブに進入してハンドルを切り始めるくらいまで少しブレーキを残すほうが早く走れる。カーブまでに完全に進入速度まで落とさずに少し速めに進入しながら少しブレーキを残しつつハンドルを切る。

そのほうが、全体的なスピードも上がるし、進入時にアンダーステアになりやすいところをブレーキを残しているので、前荷重となりハンドルがききやすい。

車の性能や道路の状態によって運転技術も変わってくる。自分の運転技術がすでに高いと思っていると、それ以上の進化はない。

身体能力が落ちてくるのも仕方ない。結果、運転技術というのも残念ながら落ちてしまう。それを自覚しないと同じやりかたで運転するのは危険。

それを補ってくれるのが「自動運転」だと思う。完全な自動運転ではなくて、アシストするくらいでいい。完全な自動運転になってしまうと運転技術が落ちてしまう。

アメリカ海軍の空母艦載機のパイロットは、着艦訓練を定期的に行って技術の向上を行っている。空母への着艦を失敗するととんでもない惨事になってしまうからだ。

空母からの発艦については完全に自動化されているので、最近の映像では両手ともキャノピーのところのレバーを持っている。ただし、着艦は別。

でも、着艦も自動でできるようにはなっている。それでも、そこはやらない。同じように完全に車の運転も自動化するのは危険だ。

そろそろ、自分の親にも運転免許の自主返納を進めないといけないかも。事故を起こしてからでは遅い。

 



 



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