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韓国との関係について [政治、経済]

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韓国との関係が少し大変なことになっている。そもそもの話としては、2015年12月28日に結ばれた合意事項にある。

慰安婦問題の解決として、韓国側が基金を設立し、日本はそこに10億円の拠出をするということで合意した。韓国側には、大使館前の慰安婦像の撤去について「適切に解決するように努力する」という内容だった。

日本側は、10億円を支払い約束を実行している。ところが、韓国側は大使館前の慰安婦像の撤去もせず、更に釜山の領事館前にまで慰安婦像が設置された。

日本側の対抗措置として、駐韓大使の一時帰国などを行った。


そもそも、大使館周辺においてその国の威厳を損ねるようなことをすることは「ウィーン条約」違反なので、一方的に撤去を要求できる。更に道路上に勝手に物を置くことは「道交法」にも違反する。
つまり、国際的な約束においても、国内法においても違反しているわけで、撤去することに何の不都合はないはずなのだが・・・

韓国においては、「民間の団体」が勝手にやっていることを政府が何もできないようだ。大統領の一連の疑惑でも、国民感情が一気に向かうと大統領でもどうにもならないらしい。司法においても、法律よりも国民感情が優先されるような事例もいくつかあった。
韓国人の感覚として、法律がすべて正しいとは思っていなくて、法律が間違っていれば従わず、正しいように法律を変えるように努力するという感覚があるらしい。
韓国人の著書にも、書いてあったので本音はそういうことなのだろう。

韓国というか朝鮮半島の歴史を見れば、政府とか国家が信用できないのは理解できる。だから、政府や国家が作った「法律」が重視せず、民衆の感情が一番という感じなのかもしれない。
だからといって、国家間で決めたことも反故にされるようであれば、どこの国も信用しないだろう。

ネットでの韓国人の反応としては、日本は信用できないとか、国が混乱しているときに圧力を加える悪いやつらというイメージのようだ。
いや・・・そもそも、どちらが先に事を起こしたのか?という点は、関係ないらしい。

韓国でも市民団体と言われる一部の人が慰安婦像を設置しているわけで、大半の人には関係ないという意味では理解できるのだけど、だからといって何をやってもいいというわけではない。

日本でも幕末に諸外国と条約を結んだ際に、条約は結んだけど港の開港が実施されず「のらりくらり」とかわしていたこともあったし、日米で合意した普天間基地の移転についても揉めていて履行できていない。
ただ・・・日本の場合は、結果的に開国したし、普天間基地の移転については政府側は努力している。

普天間基地の移転については、騒音や事故などのリスク、環境問題など移転に反対する理由があるわけで、問題のレベルが違う。

日本は、幕末から明治にかけての西欧化において「万国公法」など国際的な法律などを尊重する意識が強くなったと考える。大して、朝鮮半島においては李氏朝鮮時代から清の属国であり、国際的な感覚よりは清というか中国を見ていた。
いや、中国だけ見ていれば良かった。だから、日本は今でも「下にみている」。

問題のややこしいところは、この辺にあると思うし、歴史を少しでも勉強してみないと理解が難しい。

日清戦争の原因になった一連の事件において、朝鮮国内の政治的な分裂(親清派、親日派)が問題となり国内の親日派を排除するために清から軍隊を国内に呼び込んだ。
過去にも、秀吉が朝鮮半島に攻め込んだ際にも、当時の王であった宣祖は首都漢城府から逃げ出して明からの援軍を待つ有様だった。
暴君と言われる次の王である光海君は、首都に留まり戦っている。

明が援軍を送り、秀吉軍と戦い明との間に講和条約を結ぼうとしている時に「朝鮮抜きに講和はありえない」と明に対して要求していた。常識的には、まともに戦っていないのに講和条約だけ出てくるというのは考えられない。
そもそも、秀吉軍が攻めてきたとしても、真っ先に外国の軍隊である明の軍隊を国内に入れるということが信じられない。
同じことを日清戦争の前にも行っている。国内の政治対立を解決するために、他国の軍隊を呼び、対抗勢力を攻めさせる。

幕末の歴史を知っている人であれば、国内での内乱を早く終わらせるために双方に努力していたし、外国の勢力が入ることを最も警戒していたので朝鮮の行動は理解できない。
世界的に見ても、自国の政治的対立の解決のために他国の軍隊を自国に呼び入れる事例など聞かない。

「事大主義」と呼ばれるように、小国が大国につかえる、大国は小国に仁をもって接するという考えなのは理解できるけども・・・

最近の動きにしても、中国とも親密にして経済的な連携を強めようとしたけど、アメリカの要求で「THAADミサイル」を韓国国内に配備することで中国から反発を受けていた。
日本とも、日韓合意によって関係を修復しようとしていたけども、今回の件で一気に悪化した。

さらに、アメリカとは駐韓アメリカ大使が2015年3月5日にソウルで襲撃され重傷を負っている。犯人は、それまでも駐日大使に投石し事務官を負傷されて判決が出ているのに収監されていない。
アメリカ大使襲撃事件では、懲役12年が宣告されている。

韓国の外交としては、大国をうまく利用して上手く立ち回るというのを考えているらしいのだけど、結果的にはどこにも相手されていない。
北朝鮮も同じように、中国、アメリカから上手く支援をもらおうと動いている。どうも、考え方は同じらしい。

歴史的に見ても「自国の問題よりも、支援をしてくれない周辺国を恨む」というような事が多い。今回の件においても、支援しないことや圧迫することだけを批判している。
まずは、自国の行動を返り見て、問題を把握しなければ先には進めないはずなのだが。

靖国神社での爆発事件や、東北での神社に対する破壊行為など、これらの行為は日本の象徴的な物に対する破壊行為なので、本来は日本も徹底的に批判してもいいくらいの事件。
残念ながら、韓国とは今後も友好的な関係になることはないだろう。それは、歴史が証明している。
韓国から見ても、日本と関わることは避けたほうがいいだろう。


 



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