ちょっと???な話 [日常]
Eメールも一般的になっている現状では、色々なメールが勝手に送られてきます。
郵便物と異なり、送るのに特にお金がかかるわけではないので、多種多用なメールが飛んできます。
その中のメールの文章でおかしな内容が・・・
抜粋します。
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IPアドレスは、通常、別個な番号がサーバやPCに個々に割り振られています。
このため、通常はWebサイトのIPアドレスが異なれば、
その運営者は別個と考えられます。
つまり、同一IP内に存在する多数のドメインは同一運営者の可能性があるということです。
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う~ん、正しいことを言っているようで、基本がわかっていない文章。
そもそも、IPアドレスというのは大きく分けて2種類あります。
グローバルアドレスとプライベートアドレス。
グローバルアドレスというのは、世界中で1つしか存在しないアドレスでIPアドレスが管理されています。
ちゃんと登録して、管理者は誰で・・・という形で持つことになります。
インターネットに接続するには、グローバルアドレスというのが必要になります。
でも、グローバルアドレスを1個1個のPCやネットワーク機器で持つのは大変です。
そこで、インターネットに接続する機械やサーバーだけにグローバルアドレスを持たせて、内部のPCには自分達のルールでアドレスを設定する。
それが、プライベートアドレスです。
家の中でも、192.10.X.Xなんてアドレスを使っていますが、皆さん同じアドレスなんてことになりますが、これはインターネットに出る際に変換されているので、同じアドレスが使えるわけです。
なので、上の文章の「サーバーPCに個々の番号」となっていますが、PCにグローバルアドレスなんて設定しません。
同一IP内に存在する多数のドメインって・・・確かに、複数ドメインを同一IPで管理できるけども・・・
そもそも、ドメインというのはインターネット上の「http://www.XXX.co.jp」という形で表記される「XXX.co.jp」の部分です。
XXXは、任意で設定し、coは会社。jpは日本。
つまり、日本にIPアドレスを申請したXXXという会社になります。
httpは、ハイパー・テキスト・トランファー・プロトコル。wwwは、ワールド・ワイド・ウェブ。
しかし、これではインターネット上ではどこと通信するかわかりません。インターネット上では、IPアドレスで相手を特定しますから。
そこで、XXX.co.jpというのをIPアドレスに変換するのはドメインネームサーバーというものです。
つまり、設定次第で同じIPで複数のドメインは取得できるのですが、果たしてそんなたくさんのトラフィックを処理できるのか・・・
普通に考えれば同じドメインで複数のIPを所有したほうがメリットがあります。
ネットビジネスとか言ってSEOとかインターネットに関連したビジネスで営業電話をかけてくる会社が多いですが、ほとんどはネットワークを構築したこともない人間でしょう。
サブネットマスクや、ルーティングプロトコルなども知らないでしょうね。
知らない言葉を使えば騙せると思って営業しているんだろうな。
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