かなり深刻な状態です。 [日常]
今日は、「この国を出よ」という本を読んでいます。
ユニクロの柳井会長が書いているのですが、政治に関しても書かれています。
まだ、途中なのですが、なかなか思っていても言えないこと、否定してしまっていたことが書かれています。
結局、政治的に停滞してしまったことや、政治家がパフォーマンスや一般受けするキーワードが第一で政策に詳しくない。
それに踊らされている一般大衆と。
世界的な流れで見ても、確かに日本には競争力がなくなっている。お家芸とも言える電化製品では韓国勢に惨敗。
車でも、トヨタがアメリカで関係ない事で袋叩き。
レアアースを取り扱う会社が日本に残るように政府が補助金まで出して、日本に残ってもらうようにしていたりとか。
大事な技術は流出する一方。技術者も流れ続けている。
これで、技術力は一流と言えるのだろうか?
韓国では、日本の技術者を引き抜いて技術力を上げたり、ブラジルが次のデジタルTVの方式を日本式を採用したということですが、
これで、日本製のTVが売れると思えば韓国勢は日本のデジタルTVの技術者を引き抜いて先に市場に投入するとか。
それも、若手で優秀な人が出ていってるとか。
う~ん、わかります。自分も、長い間勤めていましたので、日本企業の体質は。
とにかく、決定が遅い。しかも、現場の意見は反映されない。
仕事しなくて、接待とゴルフに明け暮れている取締役が集まって、決定をする。
下は従うだけ。反論すれば、飛ばされる。
設計は、自分達が偉いと信じていて、現場の言うことなんて聞かない。
こんな状況で勝てるわけがない。
でも、みんな大きな有名な企業に就職したがる。
大きな会社に入ると自分も偉くなった錯覚をする。
この数十年も豊かな国であったがために、動脈硬化をおこしているようです。
それにしても、世界はシビアです。
金があるときは、アメリカにしこたま国債を買わされて、中国が日本よりたくさん国債を買うと日本よサラバでも言うようになってしまう。
改めて日本の状況を見てみると、中小企業に技術があると言われても、不景気が続いて倒産。
技術は流出。周りの商品を見ても「MADE IN CHINA」。
日本で設計しても、製造は中国。
どこが技術の国なんだろう?
結果的に、失業者は増え、税収は減り、高級な社会インフラだけ残った。
本当に、もう一度「日本」という国はどう進むのか?個人個人で考える必要があります。
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